ヘッダー

新着情報 (詳細は「トピックス」よりご覧ください)
 2015.12.23 12月21日 「野洲川下流域の弥生遺跡」に「下之郷遺跡もミステリー」を掲載しました
下之郷遺跡も不思議なこと、珍しいこと、ミステリーが一杯です
 2015.11.20 10月28日 「野洲川下流域の弥生遺跡」HPを公開しました
下之郷遺跡を生み、育んだ遺跡群の全貌を紹介するHPです
 2014.4.20 下野市で原始機の埴輪が出土、復元原始機と同じ
4月6日  弥生織りの会の原始機が読売新聞に紹介されました

 下之郷史跡公園
公園の概要

この下之郷史跡公園は、平成14年3月19日に国の史跡に指定された下之郷遺跡の保存と活用を図るために、環濠集落の跡地に設置されました。
 平成20年6月から工事が始まり、平成22年11月に開館しました。
  •  「史跡本質の理解を深める」
  •  「史跡を身近に感じる」
  •  「地域との共生」
という基本理念の下で、市街地の中にある史跡の利点を活かし、考古学ファンだけでなく、誰もが気軽に訪れることができ、小中学生は歴史学習や体験学習の場、市民にとっては地域活動の場として活用いただける史跡公園をめざしていきます。


外観
施設の概要
石田川より北側(北エリア)は3条の環濠を復元し、その外側に体験水田を設けた公園になっています。
南側(南エリア)は環濠保存施設、環濠調査施設を設置しています。
公園は大きく分けて、4つのゾーンから成り立っています。
  •  環濠保存施設
  •  環濠調査施設
  •  周辺施設−弥生水田、復元環濠
  •  石田川桜並木、弥生の小径
外観

施設の活用状況
この施設は、発掘された遺物展示、下之郷遺跡の特徴である環濠を露出展示している他、環濠の復元展示をしています。そして、来訪者が単に見学するだけでなく、史跡をテーマとして活用事業の拠点として、利用できるのが大きな特徴です。
とくに地域住民が主体となって、弥生文化の復活・継承を熱心に進めています。
  ・体験学習
  ・史跡をテーマとした文化講座
  ・史跡をテーマとした活用事業

活用施設
活用団体の概要
下之郷遺跡では、史跡を活用して市民に身近な遺跡として親しんでもらうた め、平成11年度から
様々な取り組みが、以下の団体によって行われています。

【稲と雑穀の会】

 発掘された植物遺体などからその時代の栽培植物の種類や生態を調査実験し、古代種の籾や雑穀の種を入手して栽培しています。古代人の食文化を考えるため、収穫した古代米や雑穀を用いて古くからある菓子や食べ物を作り試食会を行ったりしています。
  稲の会

【弥生織りの会】

大学の研究者や現代作家、地元の高齢者をまじえ、弥生時代の原始手織り機を復元し、それを用いて弥生人の衣裳を復元しています。また、繊維や染色に利用される植物を栽培しているグループです。
  織りの会

【下之郷じいちゃんズ】

下之郷町のお年寄り有志が、毎年、近くの吉身小学校5年生に「赤米づくり」を指導、春の代かき、田植えから始まって、水田の水やり日常管理、収穫、餅つき大会などを行っているグループです。
  じいちゃんず

【JCもりやま塾】

守山青年会議所では、市内の子供たちのために「JCもりやま塾」を開いています。
昨年度から、「稲と雑穀の会」と共催で、下之郷史跡公園内の弥生水田で、弥生時代の米作りを子供たちと、実践しています。
  青年会議所
守山・弥生遺跡研究会
琵琶湖の東岸、野洲川が作った扇状地には縄文から中近世までの遺跡が数多く存在しています。
中でも、弥生時代の遺跡には素晴らしいものがいくつもあります。下之郷遺跡から少し南には、平成23年に国指定となった弥生後期の伊勢遺跡があります。また、米づくりの遺構が日本最大規模で残っている弥生時代前期の服部遺跡があります。
これらの遺跡の他にも、いくつもの弥生遺跡が発見・発掘されており、野洲川流域はは弥生遺跡の銀座通りとも言える地域です。
守山・弥生遺跡研究会は、守山に所在するこれらの弥生遺跡の研究および普及啓発、情報発信を行い、地域の活性化および地域文化の醸成に寄与することを目的として設置された団体です。
弥生遺跡の普及啓発および情報発信のため、守山市教育委員会から情報提供を受け、また、史跡公園で弥生文化の復活・継承を熱心に進めている活用団体の素晴らしい活動を多く人々に知ってもらいたいとの思いでホームページを作成し、発信しています。

top