古代米の復活栽培
「稲と雑穀の会」の活動方針として
 ・出所のはっきりしている古い品種の米、雑穀を育てる
 ・当時の稲作の方法を推測して、同じように栽培する
 ・収穫した米や雑穀を古い時代のやり方で調理し試食する
ことを決めて活動を始めました。
育てた古代米の種類
古代米の研究者の指導のもと、「出所のはっきりしている種」として
 ☆神社に古くから伝えられている赤米
 ☆江戸時代から昭和にかけて栽培されていた米
 ☆昔から使われていた近江の在来稲
 ☆東南アジアの熱帯ジャポニカ種、インディカ種
 ☆草丈50センチの稲
これらの種子を入手し実験栽培を開始した。
これまでに育てた種類は29品種に達するが、中には非常に珍しい希少種もあります。
また、この地の気候条件に合わなかったのか、出穂したものの収穫できなかった品種もあります。

これらの中から特徴のある品種のデータを表に示します。
種類銘柄籾色玄米色のぎ 草丈その他
神社系赤米対馬濃い赤 長い高いウルチ
岡山濃い紫長い高いウルチ
種子島高いウルチ
近江系はね なしウルチ、長いごえいあり
近江系/江戸系猪喰わず ウルチ
江戸系紫イネ なしウルチ
熱帯ジャポニカラオス赤茶 なし高いモチ
インディカフィリピン なし高いモチ
トラジャD なし超高いモチ


神社に伝わる古代赤米の穂の色

対馬の長くて赤い"のぎ"
 

東南アジアの草丈の高い稲

はねの"ごえい"
 

草丈が特に高いトラジャD

濃い紫色の穂:紫イネ

ススキの穂のような種子島


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